【実践・2026年版】シフト屋さんで居酒屋のシフト表を作ってみる
作成日: 2026年04月22日

居酒屋のような飲食店では、アルバイトの出勤日が週ごとに大きく変わり、紙や LINE でのシフト希望集めに疲弊している店長さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、オンライン自動シフト作成ツール「シフト屋さん」を使って、居酒屋の 2 週間分のシフト表を、従業員自身のスマホ登録と希望提出で回す実践手順を紹介します。ホール・キッチンの得意分野の違い、アルバイトの週 28 時間上限、新人の配置ミス防止まで、現場の運用に必要な設定を丸ごと扱います。
※ 今回はプレミアムプランのアカウントで作成するため、無料プランでは一部使用できない機能があります。
用語について
本記事では、プロジェクト内にある期間の勤務情報一式 (要員・従業員・希望・シフト表) をまとめたものをシフト計画、そのシフト計画内で最終的に出来上がる勤務割当をシフト表と呼び分けています。
登場人物:駅前居酒屋の田中店長
この記事に登場する「田中店長」および従業員の皆さんは、シフト屋さんの使い方を説明するための架空の人物です。実在する人物・店舗・団体とは一切関係ありません。
今回の主人公は、駅前の居酒屋「居酒屋しーちゃん」で店長を務める田中さん (30 代)。正社員 3 名とアルバイト 7 名を抱える 10 人規模の店舗で、毎月のはじめに月内 2 回に分けてシフトを組んでいます。
田中店長の困りごと
・毎回、LINE グループで希望を募るが、回答が揃うのが締切ギリギリで、休日をシフト作成でまるまる使ってしまう
・アルバイトの週 28 時間上限をエクセルで管理しているが、気付かずに超えてしまうことがある
・新人の加藤くんを忙しいディナー帯に 1 人で入れてしまい、オペレーションが崩れた
・キッチンが得意な鈴木さんの出番を毎週手動で組み直すのに毎度迷う
・新しいアルバイトが入るたびに、名前・連絡先・得意分野を店長が 1 人分ずつエクセルに転記している
想定する職場
ランチ・ディナーの 2 営業帯と、ランチから通しで入る「通し」勤務の 3 パターンがある居酒屋を想定します。平日はディナー中心、週末は全営業帯で人員厚めの構成です。
勤務シフト
| シフト名 | 時間 | 休憩 | 想定 |
|---|---|---|---|
| ランチ | 11:00 - 15:00 | なし | ランチ営業のみ |
| ディナー | 17:00 - 23:00 | 30 分 | 夜営業のメイン帯 |
| 通し | 11:00 - 23:00 | 120 分 | ランチから夜まで通し (週末・繁忙日向け) |
業務
飲食店のオペレーションはホール・キッチン・洗い場の 3 業務に分け、各従業員に「得意な業務」を登録して適材適所に自動配置します。
| 業務名 | 説明 |
|---|---|
| ホール | 接客・オーダー取り・配膳 |
| キッチン | 調理・仕込み・盛り付け |
| 洗い場 | 食器洗浄・片付け・ゴミ出し |
従業員一覧
正社員 3 名とアルバイト 7 名の計 10 名で運営。労働時間についてはアルバイトは必ず週 28 時間を上限とし、正社員はなるべく週 40 時間以内に収まるように設定します (28 時間上限は法的な区切りに合わせ、40 時間は需要に応じた多少の前後を許容)。
業務スキルの欄のエキスパート/経験者/トレーニング中は、シフト屋さんで設定できるスキルレベルの 3 段階ラベルです。エキスパートはその業務が得意、トレーニング中は経験者のフォローが必要な状態を表します。
| 従業員名 | 雇用形態 | 勤務可能シフト | ホール | キッチン | 洗い場 | 労働時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 田中 店長 | 正社員 | ランチ・ディナー・通し | エキスパート | 経験者 | 経験者 | 週40時間目安 |
| 佐藤 | 正社員 | ランチ・ディナー・通し | エキスパート | 経験者 | - | 週40時間目安 |
| 鈴木 | 正社員 | ディナー・通し | - | エキスパート | 経験者 | 週40時間目安 |
| 高橋 | アルバイト | ディナー | 経験者 | - | 経験者 | 週28時間上限 |
| 山田 | アルバイト | ランチ・ディナー | 経験者 | トレーニング中 | - | 週28時間上限 |
| 伊藤 | アルバイト | ディナー | - | 経験者 | 経験者 | 週20時間上限 |
| 渡辺 | アルバイト | ランチ・ディナー | 経験者 | - | トレーニング中 | 週28時間上限 |
| 中村 | アルバイト | ディナー | - | - | 経験者 | 週16時間上限 |
| 小林 | アルバイト | ランチ | 経験者 | トレーニング中 | - | 週20時間上限 |
| 加藤 (新人) | アルバイト | ランチ・ディナー | トレーニング中 | - | トレーニング中 | 週20時間上限 |
ではいよいよ、シフト屋さんにログインしてシフト計画を作っていきましょう。
1. プロジェクトの作成
シフト屋さんにログインすると、マイページが表示されます。

「プロジェクトを作成する」ボタンから、「居酒屋しーちゃん」という名前のプロジェクトを作成します。

2. 業務とシフトの登録
作成したプロジェクトの詳細画面から、まずは 3 つの業務 (ホール・キッチン・洗い場) を登録します。

続いて、ランチ・ディナー・通しの 3 つのシフトを登録します。各シフトで必要な業務を指定できるので、ランチ・ディナー・通しすべてでホール/キッチン/洗い場の 3 業務を要するようにセットしてください。

3. 要員の基本設定 (平日・週末で差をつける)
プロジェクト設定の「要員の基本設定」で、各シフトに必要な人数を曜日ごとに入力しておくと、以降作成するシフト計画の初期値として自動で反映されます。居酒屋では平日はディナー中心・週末は全帯で厚めにしたいので、曜日別に最小・最大の人数をセットします。
ランチ
平日 1〜2 名 / 週末 2〜3 名
ディナー
平日 2〜3 名 / 金土日祝 3〜4 名
通し
平日 0〜1 名 / 金土日祝 1〜2 名 (繁忙日のみ)

同じ画面の下段では、シフト × 業務ごとの最低/最大人数も設定できます。飲食店では「ホールとキッチンをそれぞれ最低 1 名は確保したい」「洗い場は金土日祝ディナーだけ専任で 1 名」など、業務単位の必要人数が自動シフト作成のキモになります。シフト全体の人数だけ決めても、全員がホールに偏ってキッチンが回らない、といった事故が起きがちなので、業務側にも最低人数を入れておくのが鉄則です。
ホール
ランチ 1 名 / ディナー 平日 1 名・金土日祝 2 名 / 通し 1 名
キッチン
ランチ 1 名 / ディナー 1 名 / 通し 平日任意 (0〜1 名)
洗い場
金土日祝ディナーのみ 1 名必須 (平日はホール兼務)
4. 2 週間のシフト計画を作る
プロジェクト詳細画面の「+」ボタンから、シフト計画を作成します。飲食店は需要の変動が大きいので、2 週間単位で作るのがおすすめです。

作成したシフト計画をクリックして詳細画面に移動すると、「要員」「従業員の希望」「シフト表」「設定」の 4 タブが並んでいます。先ほど入力した要員の基本設定が「要員」タブに初期値として反映されています。

5. スマホから従業員に自己登録+希望提出してもらう
飲食店でいちばん地味に時間が溶けるのがLINE や紙のシフト希望集め、そして新しいアルバイトの情報を店長が手入力する作業です。シフト屋さんでは、シフト計画ごとに発行される希望入力 URLを従業員に渡すだけで、従業員自身がスマホから自己登録し、そのまま希望提出までワンストップで完結できます。店長は URL を LINE グループに貼るだけで OK です。
シフト屋さんでは従業員の登録方法が3通りあります。
今回は従業員にとって最も負担が少ない方法を紹介していますが、 シフト屋さんでの運用を継続できそうであれば、従業員マスタから各従業員に招待を送信の上アカウント登録をしてもらう方法をお勧めいたします。
詳しくはログイン後にAIアシスタントに質問してみてください。
希望入力 URL を共有する
シフト計画詳細画面の「従業員の希望」タブに、そのシフト計画専用の希望入力 URL と QR コードが表示されています。URL をコピーして LINE グループに貼るだけで共有できます。

従業員がスマホで自己登録
従業員が URL を開くと、最初にシンプルな登録フォームが表示されます。氏名・勤務可能シフト・得意な業務 (スキル)を本人が選択して登録します。

オーナー自身で従業員の希望を入力する運用も可能です。詳しくはログイン後にAIアシスタントに質問してみてください。
そのまま希望を提出
自己登録が終わると、そのまま同じ URL から出勤希望をカレンダーで入力できます。出勤したい日はシフトを選択し、休みたい日は×でワンタップ。シフト屋さんのアカウント登録なしで提出できるので、アルバイトにも負担をかけません。

全員が提出すると、店長画面では希望が埋まった状態で表示されます。

なお、従業員側の希望提出フォームには 「管理者への連絡事項」 欄があり、通院や家族旅行、新人なので経験者と組みたいといった個別事情を自由記述で残せます。店長画面の「従業員の希望」タブには各従業員の氏名右隣に連絡事項が並び、ふきだしアイコンをクリックすると全文を確認できます。
6. 店長がスキルを微調整する
従業員が自己登録した業務は、スキルレベルが「経験者」として登録されています。店長から見ると新人の加藤くんはまだホール 1 人で任せられない、鈴木さんは実はキッチンもエキスパート級といった現場目線の調整が必要になることがあります。
プロジェクト設定の「従業員」一覧から各従業員をクリックすると、スキルレベルをエキスパート/経験者/トレーニング中の 3 段階で上書きできます。

個別の従業員を編集すると、業務ごとのスキルレベルをまとめて見直せます。
一覧の右上にある 「まとめて変更」 ボタンを使えば、複数の従業員にチェックを入れて出勤可能シフトや担当業務・スキルレベルを一括で更新することもできます。新人が複数人入ったタイミングや、メニュー刷新でスタッフ全員のスキル値を見直したいときに便利です。

アルバイトの週上限は「必ず」、正社員は「なるべく」
同じ編集画面で、アルバイトの 28 時間のように絶対に超えたくない上限は「必ず守る」設定に、正社員の 40 時間目安のように多少の前後を許容したい場合は「なるべく守る」設定にしておくと、需要に応じて自動で最適化されます。
7. シフト表の自動作成 (ここからが一瞬)
「シフト表」タブに移動し、「シフト表を自動生成する」ボタンを押すだけ。シフト屋さんのソルバーが、
・従業員の希望 (出勤可・休み希望)
・必要人数 (曜日別)
・アルバイトの週 28 時間上限
・業務ごとの得意分野 (エキスパート/経験者/トレーニング中)
をすべて考慮して、数秒で最適解を返してくれます。(制約の複雑さにより変動します)

生成されたシフト表がこちら。

生成直後のシフト表を見ると、ディナーには必ず鈴木さんか佐藤さんのようなエキスパートが配置され、新人の加藤くんは田中店長や渡辺さんと必ずペアになっています。週末のディナーは 4 名体制で、通し勤務にもエキスパートを当てるなど、人力では意外と忘れがちな要件がきちんと反映されています。
URL を LINE グループなどに貼るだけで、確定したシフト表をそのまま従業員に共有できます。
まとめ
居酒屋のような飲食店でシフト屋さんを使うと、
2 週間のシフト計画週単位でシフトを回せるので需要変動に追従できる
スマホ自己登録+希望提出従業員のスマホだけで登録と希望入力が完結し、希望集めと店長の手入力から解放される
スキルレベルの調整各従業員のスキルレベルを店長が現場目線で微調整できる
新人のサポート体制新人一人シフトやエキスパート不足を自動で避けてくれる
週労働時間上限アルバイトの 28 時間上限が絶対に破られない
シフト屋さんは無料プランから試せます。まずは 2 週間のシフト計画から、試してみてください。
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